『フジヤマコットントン』
【作品解説】
山梨県は甲府盆地のど真ん中にある障害福祉サービス事業所「みらいファーム」。ラジオ体操をして、仕事をして、お昼休憩を挟み、また仕事をする.…。繰り返される日々に目を凝らし、仕事に取り組むさまを見つめていると、花を世話する、絵を描く、布を織る、その手つきに確かに「その人らしさ」が現れてきます。季節が移ろうように、少しずつ変化していく「みらいファーム」の人たち。友情、恋心、喪失とそこからの回復。他者との関わりの中で醸成されていく感情と言葉をカメラは丁寧に記録し、時に人生に思い悩みながら生きる等身大の姿を魅力的に描き出します。「みらいファーム」を見守る富士山と、ふわふわとすべてを柔らかく包む綿という二つのモチーフから生まれた、カメラに映る全てを優しく力強く肯定するドキュメンタリー。<フジヤマコットントン>それは、何度も唱えたくなる幸福のおまじないです。
青柳監督は映画の公式HPを毎日更新しているようです!→https://www.instagram.com/fujiyama_cottonton/?hl=ja
個人的にもすごく楽しみしている作品です。2/10(土)からポレポレ東中野で公開、その他劇場情報はこちらから→https://fujiyama-cottonton.com/theater.html
監督曰く、この映画を作ったきっかけは、2016年に津久井やまゆり園という知的障害者福祉施設で起こった「相模原障害者施設殺傷事件」だとのことです。この事件を題材にした劇映画も作られていますが、ドキュメンタリー映画からはどんなアンサーが描かれているのか、楽しみです!