TBSドラマ「不適切にもほどがある」が放映終了。普段ドラマ見ないけど、これは見ていたという(主に中高年男性)は多いのではないでしょうか?1986年と2024年を行ったり来たりするストーリー。「懐かしいな」という気持ちになるかと思いきや、そんなことはなく(キョンキョンのポスターはさすがに懐かしかったですが)個人的にはパワハラやセクハラは本当にダメだよな、襟元を正したくなるドラマでした。さて、今回はFilm Archives of Japanから「1986年」ってこんな時代だったよね、がわかる動画を紹介。
8:00ぐらいに流れる舞台「CATS」の映像、当時よくCMで流れていましたよね。9:00ぐらいの団地の生活も懐かしい風景です!また、12:30ぐらいの小学校の様子もいいですねー。筆者はここに映っている小学生たちとまさに同年代なので、あーなんかこんな感じだったなーという思いが強いです。11:52からは1983年に開園したばかりの東京ディズニーランドの様子も見ることができます。
あと1986年といえばハレー彗星ですよね。1986年4月、ハレー彗星が76年ぶりに地球に接近!ということで大ブームになったのを覚えています。昭和のお金持ちの子供部屋には必ずと言っていいほど「天体望遠鏡」がありました。
こちらは1986年に行われたチャリティーファッションショーの様子。86年といえば、イッセイ・ミヤケ、コム・デ・ギャルソン、ヨージ・ヤマモトなどDCブランド全盛期です。なんか小さい頃、カッコいいお兄さん、お姉さんが来ていた洋服というイメージです。
こちらは1986年の「24時間テレビ」の様子。もうこの当時から黄色いTシャツだったんですね。チャリティー番組ならば、出演者のギャラも0円でやるべきだ、などの意見もSNSではよく見られます。この当時はそういうことはあまり考えず、「いいことをやっている番組」として観ていました。メディアに対してのリテラシーというのは、相当変わったなーと思います。ただ日本にチャリテーという考え方を広めた「24時間テレビ」の功績は大きと思いますが。
日本がバブル経済へと突入するきっかけとなった「プラザ合意」が1985年。1986年はその翌年になるわけです。私は小学4年生でしたが、なんか時代が大きく変わる空気というのを感じ取っていた気がします。何をそこで感じていたのでしょうか? 多分それは二つあって、一つは服装。お兄さんお姉さんたちの服装が、80年代初期はまだ70年代的だったのが(ベルボトムとかね)みんな、とんねるずとかおニャン子クラブみたいになっていったこと。あとはTVで映る映像がフィルムからビデオになったことですね。お昼に再放送で見るTVドラマはフィルムだけど、夜見るドラマはビデオのものだった時代。同世代の子供たちが出ていた「うちの子にかぎって」も1986年だったような‥と思ったらパート1が1984年、パート2が1985年でした。
今年、2024年は芸能界やメディアのあり方が大きく変わる年になりそうです。後で振り返った時に「あの年だよね、変わったのは」と言われそうですね。