FILM INTRODUCTION
FILM INTRODUCTION
FILM INTRODUCTION
FILM INTRODUCTION
FILM INTRODUCTION
FILM INTRODUCTION
FILM INTRODUCTION
FILM INTRODUCTION
FILM INTRODUCTION

LIFE PICTURES

「アアルト」

北峰デザインの洗練された世界を堪能

公式HPより

北欧・フィンランドといえば、映画好きの人がまず思い浮かべるのがアキ・カウリスマキ監督ですかね(枯れ葉を年末に観ましたが、とても良かった!昔好きだった洋服屋が、あまりテイストも変えず今も営業していた!みたいな感覚でした)。それはさておき同じくフィンランドといえば、秀逸なデザイナーを数多く輩出したデザイン王国でもあります。今回はその代表格であるアルヴァ・アアルトのドキュメンタリー映画をご紹介します。あとフィンランドのデザインについて書かれたこちらのコラムは大変勉強になりました→https://sumikouhome.co.jp/column/post_181/

私、建築にはあまり詳しくないのですが、アルヴァ・アアルトは北欧モダニズムの礎を築いた人、という説明がよくなされています。モダニズムといえば、機能性を重視して、スッキリとしていて、何かカッコイイ家具や建物を連想します。そこに自然の持つあたたかさや優美さを取りれた、ということかな?と思いつつ映画を観ましたが、一応そういうことみたいです。言葉にするのは簡単ですが、大きなスクリーンで北欧デザインを堪能する、というのが初めてのことだったので私はすごく楽しめましたね。何というか映画自体もとてもデザインされている感じです。

監督はやっぱりフィンランドの方でヴィルピ・スータリさん。監督についてはリンネルさんがインタビュー記事を掲載しているのでこちらもぜひ!→https://liniere.jp/column/scandinavian/38377/
インタビューには「小さい頃からアアルトの映画が撮りたかった」とあり、撮るべくして撮られた映画なんだと知り、納得。特に編集のうまさが際立っていますが、それもそのはず、本国で編集賞をもらっているとのこと。アアルト自体は故人で、彼にカメラを向けてはいないけれども、対象への愛情が伝わってくる作品です。

公式HPより

建築とは椅子である

映画の最初の方で、けっこう「椅子」が出てきます。なんでだろう?と思いながら観ていましたが、建築好きに聞くと、これは「あるある」らしいです。「椅子は最小の建築物」という格言?があるぐらいですから、いかに椅子がデザイナーにとって大切なものかがわかります。確かに自分の全体重を預けるものですし、読書したり物思いに耽ったりするのに欠かせない人生のパートナーと言えます。

公式HPより

アアルトの人生

映画自体がとてもデザインされている、と書きましたが、それは全体の構成にも言えます。前半でアアルトの作品をたっぷり堪能した後は、彼の人生に迫るヒューマン・ドキュメンタリーになっていきます。このストーリー配分が心地いい。ライフ・ピクチャーズは『ネタバレ厳禁』なので多くは書きませんが、公式HPにもコメント出している建築家・隈研吾さんの指摘が、ズバリ!的を得ていると思います。
「モダニズム建築の巨匠と言われるコルビィジエ、ミース、ライトと、アアルトの一番の違いは女性に対するスタンスではないか」だから2020年代を生きる我々にも、心地よさを感じさせてくれるデザインなのかもしれません。

北欧にまつわる「なぜ?」を知るのにまずはこの映画を

かねてからフィンランドの生活様式や考え方は注目されており、「フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わる(ポプラ社)」「フィンランドはなぜ「世界一幸せな国」になったのか (幻冬舎新書) 」「フィンランドの教育はなぜ世界一なのか (新潮新書)」など、多くの書籍がフィンランドにまつわる「なぜ」を扱っています。そんななぜに答えてくれるのがこの映画かもしれません。またフィンランドではありませんが、最近デンマーク発のビジネススクール「KAOSPILOT」の授業を見る機会がありました。
こちらもビジネススクールという堅苦しさは一切なく、目から鱗でしたね。単におしゃれとかスタイリッシュでは説明できない「何か」が北欧にはありますね。

もうちょっと早くご紹介できれば良かったのですが、、劇場公開はまだ続いていますのでぜひ!劇場でご堪能ください。劇場情報はこちらから→公式HPhttps://aaltofilm.com

WRITER:

ページの先頭へ戻る