2024年も下半期に突入し、パリオリンピック開催まで1ヶ月を切りました。LIFE PICTURES を運営している「インタナショナル映画株式会社」は、60年前の東京オリンピックに関する映像を多く所有しております。また、オリンピックだけでなく膨大なアーカイブ映像をYouTubeで誰でも気軽に見れるようにしております。こちらからぜひご覧ください。→https://youtube.com/@impcchannel?si=dDhzkt9tay1kjLX4
今回は膨大なアーカイブ映像の中から、60年前の東京オリンピックを目前としている日本の状況などを紹介していきます。まずは、聖火ランナーや当時の会場の雰囲気を感じられる映像をご覧ください!15分程度の手軽に見られるものですので、是非こちらから!
映像を見ていく中で、日本武道館や代々木体育館が登場してきます。今でもスポーツのみならず音楽やイベント会場としても多くの人が行ったことがある場所が60年前からあるということに驚きを感じたのではないでしょうか。また、当時の選手村の雰囲気も2020東京オリンピックとは大きく異なります。私たちが想像している選手村との差はかなり大きいですよね。もし当時の選手が現代の選手村を訪れたらどのような反応をするのか気になります。
そして、このアーカイブ映像冒頭でも登場する聖火ランナー第一走者を務めた宮城勇さんという方は、2020東京オリンピックの際も聖火ランナーを務めました。宮城さんは、とあるインタビューで60年前の聖火ランナーと2020東京オリンピックでの聖火ランナーとの違いについてこのように答えています。「(60年前の大歓声は)本土並みの社会や生活の到来を願う声だった」60年前、アメリカの統治下にあった沖縄では祝祭日以外で日の丸の掲揚は禁じられていました。しかし、この日だけはアメリカ軍も日の丸の掲揚を黙認し、大歓声が生まれました。そして、その大歓声の中には本土復帰するという沖縄の「希望」が詰まっていました。60年前の大歓声と2020東京オリンピックでの大歓声は全く意味の違うものであったという意識し、もう一度聖火リレーを見るとまた違うものを感じるかもしれませんね。
15分の映像の中で2020東京オリンピックと変わらないものもあれば、技術の進化など変化していったものも多く見ることができたのではないでしょうか。また、映像だけでは伝わらない人の感情の変化もこの映像をきっかけに感じることができました。7月末から開幕するパリオリンピックの裏側にも歴史が存在しています。フランスでは過去に5回オリンピックが開催されているので、このようなアーカイブ映像があれば、また違う楽しみ方生まれるかもしれませんね。