妹を殺害された兄の「葛藤の10年」
自分の家族を殺した犯人を許せますか?
親からも、社会からも見捨てられた「元犯罪者」に
温かい手を差し伸べられますか?
「なんで… 俺が犯罪者の面倒を 見なあかんねん!」
しかし、男は差し伸べ続けている。
つかんだその手を離さない。
―― そのわけとは ――
ふたつの問題と向き合い、自問自答しながら生きる…
加害者と被害者の間で闘ってきた、男性の10年間に密着したドキュメンタリー
公式HPより
あなたなら元受刑者を前にした時『冷静』でいられますか。
この映画は、妹を殺された草刈健太郎さんが「日本財団職親プロジェクト」という元受刑者に対して住居や仕事を与える活動をする中で、裏切りや再犯、そして妹を殺した犯人との対峙など草刈さんの10年間を描いたドキュメンタリー作品である。被害者でありながら加害者に手を差し伸べるという葛藤の中、「心を鬼に、仏にしてー」10年間活動を続けている草刈さんの原動力とは何か。そしてもしあなたが草刈さんの立場ならどのような行動を取るのか。この作品は、第三者目線ではなく自分を草刈さんの立場に置いて見た時、この映画の魅力に気付けるのではないだろうか。公式HPには、公開記念トークショーやこの映画を見た受刑者のメッセージ動画がある。本編を見る前に草刈さんはこの映画とどう向き合っていたのか。また、受刑者にはこの映画がどのように見えるのか知るとよりこの映画を楽しめると思う。上映期間も短い作品なので、気になった方は今すぐ上映館を調べましょう。
作品情報はこちらから!→https://www.tv-osaka.co.jp/movie/omaeno_oyani/